居宅附近の略図等とは

帰化申請の提出書類の1つである「居宅附近の略図等」は、過去3年間の住所について作成します。最大で4枚作成が必要です。(現住所、前住所、前々住所、前々々住所)帰化申請の直近に引越しが多い方は何枚も作成しなければなりませんね。

居宅附近の略図等は正・副の2部提出しますが、自分で作成する書類ですのでコピーやプリントアウトしたものを2部提出しても大丈夫です。

また、書式(フォーマット)は法務局でもらえます。

居宅附近の略図等の作成ポイント

居宅附近の略図等は現住所、過去の住所を元に作成します。地図の描写が必要になりますが、最寄りの交通機関からの所要時間と経路も入れなければなりません。

ちょっと面倒そうですが、グーグルマップなどのウェブサービスを利用すればこれらの情報を盛り込んだ地図を簡単に作成できます。作成手順は後述しますね。

居宅附近の略図等のサンプルと書き方

010居宅附近の略図等webのサムネイル

①国籍

国籍・地域を記入します。

②氏名

帰化申請人本人の氏名を記入します。

③住所に関する情報

左枠の「現住所」は作成する住所によって変えます。

例:現住所、前住所、前々住所、前々々住所

右枠には住所を記入します。住民票や住民票の除票が参考になります。

住み始めた年月日は元号で記入します。現在の住所の場合は終わりの期間を「現在まで」とします。

電話番号は携帯電話でも大丈夫です。

④国籍を近所に知られているか

「知っている」「知らない」のどちらかにチェックを入れます。

どちらでも帰化の許可に影響はありません。

⑤居宅付近の略図

地図の作成

居宅附近の略図等の作成ポイントでも触れた通り、グーグルマップなどのウェブサービスを利用すると簡単に作成できます。

これらのサービスは地図の表示だけでなく、経路検索がありますのでこれを利用します。

出発地と目的地に住所・最寄りの交通機関を指定し、「徒歩」にして経路検索をします。そうすると簡単に求められている地図が完成します。あとはこの地図を居宅附近の略図欄に貼り付けるだけです。

追記

居宅附近の略図を作成しましたら、地図の下に最寄りの交通機関と所要時間を追記しましょう。所要時間は先ほどの地図を作成する手順で判明します。

例:Osaka Metro堺筋本町駅から徒歩8分

遠方の場合は徒歩ではなく車でも大丈夫です。経路検索の際に「車」とすれば所要時間がわかります。