ロシア人との結婚の手続き/ロシア大使館・領事館情報

はじめに

日本人とロシア人の方との結婚は、どちらの国からでも手続きをスタートできます。

通常は、どちらの国でも結婚手続き（最初の手続きを創出的届出、もう一方の国での手続きを報告的届出と言います）が必要ですが、ロシアでは違います。ロシアで創出的届出をした場合は日本に対して報告的届出（婚姻届を提出）が必要です。

でも、ロシアは「外国で合法的に行われている結婚は有効とする」となっています。ということで、日本で創出的届出をした場合はロシアに対して報告的届出は不要なんです。

片方だけの手続きで済みますので、日本で結婚手続きをした方が楽です。また、結婚書類の収集やコスト・必要日数を考えても日本で結婚する方が楽ですね。

結婚条件について

ロシアは男女ともに18歳以上となります。※例外あり

ビザについて

ロシアは査証免除国ではありませんので、ロシア人の方が来日するためにはビザは必要です。

一方、日本人がロシアにいく場合もビザが必要です。３０日間の滞在が可能です（６ヶ月間の数次ビザもあり。その場合は連続滞在３０日以内、最長の合計滞在期間は９０日）。

日本から結婚手続きをスタートする場合

日本から結婚手続きをした場合は、ロシアへの結婚手続き（報告的届出）は不要です。

手続きの手順は、在日ロシア大使館/領事館で書類を取得し、市区町村役場に婚姻届を提出すれば国際結婚完了です。

①ロシア人の婚姻要件具備証明書を取得

いわゆる独身証明書です。ロシア人の方本人が出向く必要があります。取得場所は在日ロシア大使館/領事館です。

【ロシア人の必要書類】

パスポート
ロシア国内用パスポート（「婚姻状況」ページに婚姻登録のスタンプの無いもの、またはキャンセルスタンプがあるもの）
登録カード（ロシア大使館HPにあり）
声明書（ロシア大使館HPにあり）

※登録カード、声明書はロシア語のロシア大使館のホームページ上に公開されています。日本語ページだと「この証明書の取得に必要な書類に関する情報は、ロシア人にのみ提供しています。日本人がこの件で問い合わせても領事部は回答しませんのでご了承下さい」となっています。

※離婚歴がある場合は、その証明書が必要です。

②市区町村役場に婚姻届を提出（創出的届出）　→国際結婚完了！

日本の市区町村役場ならどこでも大丈夫です。戸籍反映のスピードを重視する場合は本籍地の市区町村役場に提出してください。

日本人だけでも申請可能です。

また、ロシア人の方との国際結婚の場合、日本に婚姻届を出せばロシア側への婚姻手続きは不要です。ということで、日本の市区町村役場に婚姻届を提出すれば国際結婚は完了します。

【日本人の必要書類】

婚姻届
戸籍謄本（本籍地で婚姻届を提出する場合は不要）
身分証明書
印鑑

【ロシア人の必要書類】

婚姻要件具備証明書と日本語訳
パスポートと日本語訳
在留カード（日本在住の方）

ロシアから結婚手続きをスタートする場合

ロシアでは戸籍登録機関（ЗАГС/ザックス）と言うところで婚姻手続きをします。ここで結婚手続きが完了すれば、あとは日本に対して報告的届出をすれば国際結婚完了です。

また、日本人側の書類はそのままでは受け付けてもらえませんので、書類を認証するという作業が必要になります。

認証って、馴染みがなくてややこしいと思いますが、「この書類は間違いなく〇〇発行の書類ですよ」とお墨付きをもらうことです。

ロシアからすると、日本の市役所が発行した書類が本物かどうか分からないですよね。本物か確認しようとしても、相当大変だと簡単に予想できます。そこで、ロシアと日本の書類発行元のどちらからも信頼の厚い機関に、「この書類はホンマもんです」とお墨付きをもらえば、ロシア側も安心できますよね。

国も言葉も違う中、書類を「認証」することで効率的な確認作業ができるようになっているんですね。

①日本人の婚姻要件具備証明書を取得

まず、本籍地または地方法務局で日本人の婚姻要件具備証明書（独身証明書）を入手します。

このままではロシア側の手続きができませんので、外務省でアポスティーユ認証をしてもらいます。そして、さらに婚姻要件具備証明書のロシア語訳を準備します。ちなみに翻訳は自分でも翻訳会社がしてもOKです。

※ロシアにある日本大使館/領事館でも婚姻要件具備証明書は発行されます。しかもロシア語で。この場合は、外務省でアポスティーユ認証した戸籍謄本を日本大使館/領事館に持込すれば婚姻要件具備証明書を発行してもらえます。

②在日ロシア大使館/領事館で翻訳証明をする

日本にあるロシア大使館/領事館に、婚姻要件具備証明書とそのロシア語訳が「忠実な翻訳であることを証明」してもらいます（翻訳認証）。

ここまでしないとロシアの戸籍登録機関（ザックス）で手続きができません。また、翻訳証明に要する期間は１週間です。

→必要書類

アポスティーユ認証された婚姻要件具備証明書
婚姻要件具備証明書のコピー
婚姻要件具備証明書のロシア語訳

③ロシアの戸籍登録機関（ザックス）で婚姻手続き（創出的届出）

【日本人の必要書類】

翻訳認証された婚姻要件具備証明書
パスポート

そして、婚姻証明書を受け取ればロシアでの結婚は成立となります。

④日本国に対して報告的届出をする　→国際結婚完了！

日本国大使館/領事館または日本の市区町村役場に報告的届出（婚姻届の提出）をします。3か月以内に届出をしましょう。これで国際結婚が完了となります。

また、お二人が日本で住む場合は、処理が早くなるので日本の市区町村役場に届出をしましょう。

【日本人の必要書類】

婚姻届（証人欄は不要）
戸籍謄本（抄本）
身分証明書
印鑑（無い場合は拇印可）

【ロシア人の必要書類】

婚姻証明書と日本語訳
パスポートと日本語訳

※ご注意点

手続き内容については、弊所が確認した段階での情報です。

手続き内容が変更されている可能性や、お二人の状況によって手続き方法が変わる可能性がございます。必要書類のご確認等、結婚の手続きについては、手続きをされる役所に必ずご確認ください（ちなみに、日本の市区町村役場によっても必要書類が異なることもあります）。

弊所にお問い合わせいただいてもお答えできませんのでご了承お願い致します。

ロシア人との結婚の手続き/ロシア大使館・領事館情報

はじめに

結婚条件について

ビザについて

日本から結婚手続きをスタートする場合

①ロシア人の婚姻要件具備証明書を取得

②市区町村役場に婚姻届を提出（創出的届出）　→国際結婚完了！

ロシアから結婚手続きをスタートする場合

①日本人の婚姻要件具備証明書を取得

②在日ロシア大使館/領事館で翻訳証明をする

③ロシアの戸籍登録機関（ザックス）で婚姻手続き（創出的届出）

④日本国に対して報告的届出をする　→国際結婚完了！

※ご注意点

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在ハバロフスク日本国総領事館

在ユジノサハリンスク日本国総領事館

はじめに

結婚条件について

ビザについて

日本から結婚手続きをスタートする場合

①ロシア人の婚姻要件具備証明書を取得

②市区町村役場に婚姻届を提出（創出的届出） →国際結婚完了！

ロシアから結婚手続きをスタートする場合

①日本人の婚姻要件具備証明書を取得

②在日ロシア大使館/領事館で翻訳証明をする

③ロシアの戸籍登録機関（ザックス）で婚姻手続き（創出的届出）

④日本国に対して報告的届出をする →国際結婚完了！

※ご注意点

関連役所情報

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②市区町村役場に婚姻届を提出（創出的届出）　→国際結婚完了！

④日本国に対して報告的届出をする　→国際結婚完了！