在勤及び給与証明書とは

帰化申請の提出書類の1つである「在勤及び給与証明書」は、会社で作成してもらう書類で、給与をもらっている帰化申請者本人、配偶者、生計を同じくする親族の分が必要です。会社に在籍していること、給与明細について会社に証明してもらう書類です。会社員はもちろん、社長や役員であっても必要となります。一方で個人事業主は不要となります。

在勤及び給与証明書は正・副の2部提出します。コピーやプリントアウトしたもので構いませんが、捺印箇所はコピー・プリントアウト不可です。

また、書式(フォーマット)は法務局でもらえます。

在勤及び給与証明書の注意点〜帰化申請直前に作成&家族・会社ごとに必要〜

在勤及び給与証明書は基本的に給与明細を写す作業になります。また、生計の概要(その1)で記載した収入についての証明する書類になりますので、帰化申請の1ヶ月前の給与が反映されるように作成します。そのため、作成するタイミングとしては帰化申請直前です。

捺印箇所は通常、代表取締役印で捺印しますが、給与支払責任者印でも大丈夫です。大きな会社に所属していると社長印はなかなかおもらえませんしね。

複数の会社を経営していたり、役員として登記されている場合は、その会社の数だけ在勤及び給与証明書が必要となります。給与支払元毎に必要なんです。これらの場合、給与0円ということもありますが(名義貸しの役員など)、その場合でも必要になります。

また、配偶者や生計を同じくする親族についても必要です。

在勤及び給与証明書のサンプルと書き方

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①住所

在勤及び給与証明書で対象となる方の住所を記入します。

帰化申請人本人の勤め先に作成してもらう場合は帰化申請人本人の住所です。

②氏名

在勤及び給与証明書で対象となる方の氏名を記入します。

帰化申請人の妻の勤め先に作成してもらう場合は妻の氏名を記入します。

生年月日は元号を使用します。

③職種

営業、経理、翻訳、システムエンジニアなど具体的に記入します。

④入社日・所属課等

入社日と所属部署名を記入します。入社日は元号を使用します。課があれば課まで記入します。

例:近畿営業部第一課

⑤書類作成日・社名・捺印

書類に捺印した日付を元号で記入します。

住所・社名・肩書・氏名を記入します。ゴム印を用意されている会社が一般的ですが、印字、手書き、ゴム印のどれでも構いません。

印鑑は代表取締役または給与支払責任者の印で捺印します。

⑥給与関係

直近の給与明細を書き写します。